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6月28日(木)のMRT「ペット・ラジオ診察室」のテーマは「愛犬とのお出かけ時の注意」についてです。

 愛犬を連れてドライブへ行ったり、旅行へ行ったり、ペットと一緒に出かける機会が増えているのではないでしょうか。
そこで今回はペット&ファミリー小額短期保険株式会社が調べた「愛犬とのお出かけ意識調査のデータ」(20~70歳代の愛犬家928名を対象)を紹介します。

Q1.犬を連れて行くとき、どうやって連れて行きますか?
・そのまま乗せる:39.3%(大型犬では75.5%)
・キャリーバッグに入れる:24.3%
このデータからも多くの方がそのまま車に乗せていることが分かります。キャリーバッグに入らない大型犬でも、犬用シートベルトやリードで繋ぐなどの工夫が必要です。

Q2.犬と一緒にドライブ中に危険を感じたことはありますか?
・犬を同乗させていたことで運転中に何らかの危険を感じた:21.8%
・事故に遭ったことがある:1.1%
5人に1人は危険を感じたことがあるという予想以上に多い結果です。
突然クラクションを鳴らされたり、急ブレーキをかけるような状況が発生した場合、犬は人間以上に予想不能な行動を取るので、安全運転はもとより、犬用リードや犬用シートベルト、キャリーバッグなどを使用することが重要である。

Q3. 愛犬の困った行動は?
・吠えられた:14.5%
・排尿や排便で車内を汚された:12.3%
・車から飛び出したまたは飛び出そうとした:6.8%
・視界を遮られた:5.3%
みなさんも走行している車の窓からワンちゃんが顔を出しているという場面など危険な場面に遭遇したことはないでしょうか。他人をも巻き込む事故に発展する危険性もあります。

安全運転で楽しいドライブにするためにも、車内でのワンちゃんの行動に注意してください!!

また、病院に連れてくる時もリードをつける、またはキャリーバッグやケージに入れるなど必ず逃走されないように気を付けてください。数日前、ワクチンで来院した仔猫が首輪やリードもなく、飼い主の肩に乗っかって来院していた為、病院の玄関入り口で逃走。この子は運良く、近くの駐車していた車の下に逃げ込み、飼い主が無事捕獲に成功し、事無きを得ましたが、猫が一度逃走してしまうとなかなか捕まらない場合がほとんどです。普段はおとなしい子でも「動物病院」という特殊な環境では、予期せぬ行動をとることがあります。ネコちゃんはキャリーバッグやケージに入れる。ワンちゃんはリードを短く持つ、首輪が抜けないように注意するなどいつも以上に注意してください。

文責:獣医師 藤﨑 由香

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