緑内障は眼圧の上昇によって起こる一連の病理学的所見を呈する疾患を言います。発見が遅れたり、病態が進行すると失明に到ることも稀ではありません。
最近ではヒトにおいて、低眼圧性や無症候性の緑内障が注目されており、ルーチンの眼圧測定が推奨されています。
原因は未解明の部分も多々有りますが、シーズーやコッカー・スパニエル、柴犬などの犬種に多く見られ、両側性に発症する傾向が大きいとされています。
現在、特に上記の犬種については、結膜に僅かな充血が見られる場合でも本症の初期徴候と見なして対処・治療すべきとの見解が有ります。この場合の治療開始の判断には眼圧測定が必須となります。
ここでも、早期発見・早期治療という訳です。早期の治療開始で失明を回避できるか、失明までの期間を相当に延長できることが明らかになっています。
従来の眼底鏡検査(写真)に加え、眼圧測定(写真)も御利用下さい。
詳細は受付にて御相談下さい。