コンテンツへスキップ

7月28日(木)のMRT「ペット・ラジオ診察室」は「熱中症と節電対策」についてです。

 梅雨が明け、少し早めの大型台風6号が去り、いよいよ夏本番。「ふくいち」以来、10~15%の節電が「救国策」として叫ばれ、「震災カット」・「グリーン・カーテン」・「断熱フィルム」などの言葉や、「揚げもの総菜」がバカ売れするなどの「異常現象」が見られる昨今だ。節電による熱中症の増加を危惧し、その防止対策をしきりに広報している政府や自治体、マスコミだが、ペットの熱中症防止策はどんなものがあるのか。ペット保険大手の「アニコム損害保険株式会社」が「どうする?ペットの暑さ対策」と称してアンケート調査(有効回答数2,645)を行っているが、興味深いので示す。
 
1.まずは、「節電の予定があるか否か」についての問いに、「ある」と応えた人が33.3%、「ない」が22.8%、「まだわからない・検討中」が42.0%、「その他」が1.9%であった

2.具体的な節電対策(複数回答)としては、①「エアコンの設定温度を見直す」が48.7%(1,288人)、②「扇風機を利用する」が43%(1,138人)、③「電気を利用しない涼感グッズ(クールマットなど)を使う」が40.3%(1,066人)、④「できるだけエアコンの利用を控える」が27.6%(729人)、⑤「すだれを利用する」が24.0%(636人)、⑥「風通しの良い部屋(日陰)にケージなどを移す」が16.3%(431人)、⑦「エアコンは利用しない」が4.2%(112人)、⑧その他が6.7%(176人)であった

3.電気以外の「暑さ対策の工夫」についての問い(自由回答)に対して、①凍らせたペットボトルを利用する、②氷を与える、③グリーンカーテンを育てる、④部屋の風通しを良くする、⑤浴室やビニールプールで水遊びさせる、⑥保冷剤(アイスノン)などを利用する、⑦日中でもカーテンを閉める、⑧打ち水をする、⑨断熱シート、フィルムを利用する、の順であった

4.「夏の散歩対策」としては、①「涼しい時間帯に行く」が77.8%(2,059人)、②「保冷剤などを首に巻く」が13.8%(364人)、③「暑さを防ぐための洋服を着せる」が13.1%(347人)、④「クリームや靴で肉球を保護(やけど予防)する」が6.2%(164人)、⑤その他が7.3%(193人)、の順であった

5.その他の重要な点。
①猛暑だった昨年(2010年)の「熱中症」の保険金請求件数は、2009年の256件から倍増し、531件であった。
②人間と同様に過度の節電は熱中症の発症を促すので、電気非依存の様々な工夫で猛暑を凌ぐ智恵と実行する努力が大切である。その意味で、「丸刈り」はおススメだ。

「これは、これが、・・・」という智恵を聞かせて下さい。

先頭へ

電話受付