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「今週のCT症例」・その12

症例12 12歳 雑種猫
毎日数回の嘔吐を主訴に来院し、嘔吐物に毛玉が認められるため毛球症やその他の疾患を疑い、試験的開腹術を実施。全身麻酔後、術前のCT検査を実施したところ、腹腔内に無数の小さな腫瘤病変と腸管拡張部位遠位端に腫瘤病変を認めた。腸管と小腫瘤の細胞診では「腺癌」と診断され、腸管を原発とした悪性腫瘍が腸間膜や大網、腹壁を含む腹腔全体に播種性に転移していることが判明し、CT所見と著しく合致していた。外科的切除は困難と判断し閉腹とし、その後は対症療法を行った。

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