「高校野球県予選放送」のため、テレビの番組表で放送時間を確認して下さい。内容は以下のようです。
<犬・猫の腎不全>
●猫の死因は腎不全が第1位で、犬の腎不全は第6位(たばる動物病院調べ)
●全ての臓器について言えることであろうが、人間で言うなら18歳で腎機能がピークとなり、その後40歳くらいまでプラトーで、その後老化現象(Aging)で直線的に低下する。これは基本的に犬や猫にも当てはまる概念であろう。
●犬・猫の急性腎不全は適切な治療で治癒可能である。
●ヒトやマウスの場合、腎不全が一度慢性化すると、直線的に腎機能が低下することが分かっている。
●犬・猫では、幸いなことに、これとは異なり、適切な治療を継続すれば、腎機能の直線的な低下ではなく、かなり長期間(2~3年)の並行(小康)状態を維持することが可能である。
<まとめ>
●急性腎不全は、中途で治療(輸液、利尿剤、活性炭、処方食、腹膜透析など)を中断せず、完治させる。
●慢性腎不全は、治療(腎臓処方食=低ナトリウム・低リン・適タンパク、皮下輸液・活性炭)を継続することで十分な満足しうる延命が可能である、ということを知ることが重要である。